畳選びのポイント
1.イグサの長さを見る
農作物であるイグサの長さは100cm~150cmとばらつきがあります。
丈の長いイグサを使うと根元と先を除いた中央の部分が多くなりますので、
均一かつ上質な畳表になります。見本を見た時に髭が長く綺麗なほど、
長いイグサを使っている目安になります。
2.糸の種類・数を見る
見本の端を見て畳表を織っている糸の種類を見ます。
固い糸が麻で柔らかい糸が綿になります。固い丈夫な糸で織る方がより多くの
イグサを織り込めますので、
高品質で丈夫な畳表になります。
糸の強い順から「麻二本⇒麻綿各一本⇒麻一本⇒綿二本⇒綿一本」で、
産地によりますが価格もほぼ比例しています。
3.触ってみる
畳表を手に取って頂くとそれぞれ手触りが違うのは勿論ですが、見本を二つ折り
にするとイグサの太さや糸の種類によって厚みや重さが違うのがすぐにお判り
頂けます。また中国産より国産の表の方がさわやかな良い香りが致します。
畳表はまず触ってみてから選びましょう。天然イグサ以外にも樹脂で出来た表や、
和紙をこより状にして編んだ表があり、カラフルで変色致しません。